2015年10月28日水曜日

Tech Garden Salon「まちづくりと景観:心地よい景観とともに暮らす」を開催します!

蔵前工業会鹿児島県支部は、今年も「Tech Garden Salon」を開催します!
今年は、鹿児島大学名誉教授の井上佳朗先生による景観をテーマにした講演です。
詳しくは以下をご覧ください。

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Tech Garden Salon

私たちの日常に当り前にある様々なモノの裏には多くの知恵と技術が隠れています。それを知れば世の中の見方さえ変わってしまうかも。アートやカルチャーを楽しむように、今宵はテクノロジーの世界を気軽に楽しんでみませんか。
 

講演テーマ「まちづくりと景観:心地よい景観とともに暮らす」
講師:鹿児島大学名誉教授(生活環境論、社会開発論) 井上佳朗

日時 2014年12月5日(土)15:30-17:00(15:30開場)

場所 マルヤガーデンズ 7F 入場無料(定員50名)

私たちは人間関係の中で喜怒哀楽や生きがいを感じて成長していきますが、他にも文化や科学技術など、私たちの心の形成に影響を与えているものはたくさんあります。この講座では、まちづくりにおいて景観が与える心理的効果を中心に考えてみたいと思います。私たちはふるさとの景観とともに成長し、自己のアイデ ンティティを形成していきますが、慣れ親しんだ景観はそこに暮らす人々の誇りとなり、ふるさとを語る際に欠かすことができません。また、優れた景観は訪れ る人に、その土地に対する好意的な第一印象を形成し、その後そこに住む人々への好意的態度の形成につながっていきます。本講座では、心地よい景観と共に暮 らすことの幸せについて理解を深めることで、今後の鹿児島市の景観形成の一助となることを願っています。

講師プロフィール
井上佳朗(いのうえよしろう)
鹿児島大学大学院理工学研究科海洋土木工学専攻 教授
鹿児島大学名誉教授(生活環境論、社会開発論)
大学院では都市や農村における良好な生活環境の形成を目的とした社会開発工学を勉強していました が、「人の居ないまちはまちではない。人の住まない家は家ではない。人間の行動について理解を深めなければ、いい計画を立てることは出来ない。」という指 導教授の教えがきっかけで、社会心理学の先生にも師事することになり、ついには社会心理学の研究者として鹿児島大学に赴任することになりました。鹿児島で は心理学と工学(いわばソフトとハード)を融合させながらまちづくりに関わり、今日に至っています。
1947 長野県長野市生まれ
1971 東北大学工学部機械第二工学科卒業
1975 東京工業大学総合理工学研究科社会開発工学専攻修了
1976 東京工業大学工学部技官・助手(人文社会群心理学)
1981 鹿児島大学法文学部助教授
1995 鹿児島大学法文学部教授
2013 鹿児島大学定年退職・名誉教授
現在に至る
〈主要な社会的貢献活動〉
鹿児島市景観審議会会長
鹿児島市観光未来戦略推進委員会会長
鹿児島市公共交通会議会長
鹿児島県事業評価委員会委員
国土交通省九州地方整備局総合評価技術委員会委員

〈主要な著書〉
社会心理学と環境研究の展望(新建築学大系11)
構築環境への適応と改造(社会心理学の交差路)
原風景の心理学的研究(鹿児島大学法文学部紀要「人文学科論集」)

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